千葉県立中央博物館(千葉市中央区青葉町)で現在、企画展「生薬-自然からの恵み-」が行われている。
同館が所蔵する「旧千葉県薬草園生薬標本コレクション」を中心に、生薬と歴史を紹介する企画展。植物や菌類、動物、鉱物などを原料とする生薬を通じて、古くから受け継がれてきた薬の知識や人々の暮らしとの関わりをたどる。
小説「薬屋のひとりごと」とのコラボレーション企画も行う。イラストを手がけるしのとうこさんのカバー画・口絵イラスト12点を展示するほか、会場入り口にはキャラクター「猫猫(マオマオ)」と「壬氏(ジンシ)」の等身大パネルを設置し、フォトスポットとして来場者を迎える。
展示は、「生薬ことはじめ」「自然からの恵み」「温故知新」「妙薬おゆずりくだされ」「薬屋のおしごとは、今」の5章で構成する。葛根湯に使われる身近な生薬の解説のほか、「朝鮮人参(にんじん)」や「霊芝(れいし)」「牛黄(ごおう)」「朱砂(しゅしゃ)」などの標本を展示。生薬標本には、関連する「薬屋のひとりごと」の一節を並べる。中国から伝わった薬の知識や日本で発展した利用方法、西洋の学問との関わりなどを文献資料と共に紹介し、房総地域の製薬・売薬の歴史も取り上げる。
関連企画として4月29日に、「薬屋のひとりごと」著者の日向夏さんと千葉大学薬学部の山崎真巳教授によるトークショー「毒と薬」を開催する。参加申し込みはウェブサイトで受け付ける。4月15日締め切り。このほか、「薬研(やげん)で入浴剤をつくろう」「生薬クイズ」などの体験イベントや、薬局・行政・企業の3つの立場から仕事を紹介するトークショー「現代の薬屋のおしごと」、観察会「佐倉ハーブ園見学会」、展示解説なども予定する。
開催時間は9時~16時30分。月曜休館(5月4日、6月15日は開館、5月7日は休館)。入館料は、一般=500円、高校・大学生=250円、中学生以下、65歳以上無料。6月15日まで。