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千葉市役所で「認知症」テーマのイベント「RUN伴」 高齢者疑似体験ブースも

2023年に行われた「RUN伴」(写真提供=2025RUN伴千葉市実行委員会)

2023年に行われた「RUN伴」(写真提供=2025RUN伴千葉市実行委員会)

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 認知症をテーマにしたイベント「RUN伴(ランとも)2025千葉市」が11月1日、千葉市役所(千葉市中央区千葉港1)で開催される。

会場の千葉市役所

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 地域団体により全国各地で開催されている「RUN伴」は、認知症患者、家族、支援者、一般来場者が、認知症支援のイメージカラーであるオレンジ色のTシャツを着て地域内のコースをタスキでつなぎ走るイベント。

 「RUN伴2025千葉市」は、地域でまちづくりに関わる団体や個人で組織する実行委員会が主催する。人から人へタスキをつなぐ体験を通して、来場者が認知症患者と共に暮らしやすい地域づくりを考える。

 発着地点の千葉市役所では、「RDD&ウエルフェスタ」を同時開催する。RDDは「世界希少・難治性疾患の日」を意味する「Rare Disease Day(レアディジーズデイ)」に由来する。ウエルフェスタは、さまざまな病気や障害に関わる市民活動を紹介し、当事者や活動団体への理解促進や支援へとつなげていく目的で2017(平成29)年に始まった。

 会場では、「認知症体験」や「高齢者疑似体験」ブースをはじめ、希少・難治性疾患を紹介する展示、「終活」相談会、出張ネイルサービスなどを展開する。

 このほか、カレー、スイーツ、コーヒーなどの販売も行う。自家焙煎(ばいせん)豆のコーヒーをハンドドリップで提供する「軒先珈琲(コーヒー)」では、認知症患者やその家族に向けて選んだ書籍を紹介する「橙(だいだい)の本棚」を設置する。

 RUN伴実行委員長の藤代ひとみさんは「千葉市のRUN伴の特徴は、行政、企業、市民、学生が一体となった連携力にある。誰もが暮らしやすいまちづくりに向け分野を越え力を合わせていきたい」と話す。

 開催時間は11時~15時。

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