「ポストコロナ時代の事業変革ビジネスコンテスト」発表会が2月2日、開催された。主催は公益財団法人千葉市産業振興財団。
環境変化乗り越え、思い切った挑戦と事業変革によって新たな事業領域を拡大することなど、事業変革活動のビジネスモデルを募集。審査を通った事業者がオンラインで発表を行った。
初めに、審査委員の千葉信用金庫宮澤英男理事長が「コロナ禍で事業が困窮しているときこそチャンスだと思い、前向きな気持を持ち続け事業革新に取り組んでほしい」とあいさつ。事業を行っている「ビジネスモデル部門」では最終審査として、ワールドリペア千葉、おひさま総合研究所、JNCエンジニアリング、永光自動車工業、D&Pメディア、塚本の6社が15分のプレゼンテーション行った。アイデアの部門はグランプリとしてアグリビジネスモデルについてマリポコミュが発表した。
審査の結果、ビジネスモデル部門グランプリには、「次の100年を創る!石油卸売事業から大規模災害を見据えた総合エネルギー備蓄事業への転換」と題し、免震機能付き燃料を備蓄するタンクについて紹介した塚本が輝いた。優秀賞はJNCエンジニアリング「革新的ウイルス分離技術を用いた下水疫学調査ビジネスへの参入」とD&Pメディア「ユニバーサルデザインの特許と印刷デザイン効果測定を活用したカラーコンサルティングサービス」が、それぞれ受賞した。受賞者には盾と賞金が贈られた。
同財団志村隆理事長は「知恵を絞り、事業を再構築して、身近にあり、現在の社会に必要なことを取り上げたことが素晴らしかった」と総評した。