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千葉市美術館でおとぎ話の企画展 物語と装いに着目

挿絵本や衣装が並ぶ展示会場

挿絵本や衣装が並ぶ展示会場

 企画展「おとぎの国のモードをさがして/Fairy Tale MODE」が現在、千葉市美術館(千葉市中央区中央3)で開催されている。

挿絵本展示の様子

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 時代や地域を超えて語り継がれてきたおとぎ話を、挿絵本や舞台芸術、ファッションの視点から読み解く同展。「モード」をファッションの様式や美意識として捉え、物語の中で装いがどのような役割を持ってきたのかを紹介する。19世紀から20世紀にかけて欧州で制作された挿絵本を中心に、衣装や装飾、デザイン資料など約180点を展示する。

 会場では17世紀フランスのサロン文化を起点に、女性たちが語り、創作したおとぎ話の広がりを紹介するほか、19世紀英国で親しまれた妖精のイメージやロシア系バレエ団「バレエ・リュス」の衣装や舞台美術などを取り上げる。赤ずきんのフード、長靴をはいた猫のブーツ、シンデレラのガラスの靴など、よく知られたおとぎ話の装いにも着目する。

 主な展示作品は、ウオルター・クレイン「シンデレラ」、「赤ずきん」、アーサー・ラッカム「ふしぎの国のアリス」、マルク・ボアンによるクリスチャン・ディオールの「イヴニング・ドレス」、レオン・バクストがデザインした「青い鳥」の衣裳など。

 担当学芸員の山下彩華さんは「挿絵本は物語の中の装いやスタイルを視覚的に捉える上で重要な資料。おとぎ話がどのように私たちの文化や感覚の中に息づいてきたのかを感じてほしい」と来場を呼びかける。

 関連イベントとして、8月16日に特別上演「おとぎの国をめぐる踊りと音楽」を同館1階さや堂ホールで行う。展覧会で扱う物語を題材にしたバレエとコンテンポラリーダンスを、生演奏や学芸員のトークとともに上演する。演目は「牧神とニンフの午後」「青い鳥」「シェヘラザード」「シンデレラ」。上演では「青い鳥」の再現衣装を着用する。

 11時上演と15時上演の2回。出演は、関典子さん、後藤俊星さん、若林絵美さん、佐藤一紀さん、三浦栄里子さん。定員は各回先着80人。入場無料だが、大学生以上は展覧会チケットが必要。

 開館時間は10時~18時(金曜・土曜は20時まで)。月曜休室(7月20日を除く)、7月21日。観覧料は、一般=1,500円、大学生=1,000円、高校生以下無料。8月30日まで。

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