千葉県文書館（千葉市中央区中央）１階展示室で現在、企画展「写真に見る明治時代の千葉県」が開催されている。

豊田尚一肖像（明治7年開業の写真店主）

　明治時代の県内の人々、風景や出来事等の写真を中心に紹介する同展。当時、高い技術で撮影した県内の写真師たちの活躍を紹介しながら、セピア色の画像から「千葉県の記憶」を探る。明治時代の写真技術、撮影された人の思いや、明治～大正初期に開業し創業100年を超えた、今も続く写真館の紹介も。

　主な展示品は、明治時代のカメラの実物・模型、撮影された写真（ガラス湿板、ガラス乾板、印画紙プリント）、関係文書類（広告・領収書・紹介状）、絵はがきほか。

　展示担当者による解説のギャラリートークも行う。年内の開催日は11月12日、12月3日の13時30分から。

　開館時間は9時～17時。日曜休館。入館無料。2017年3月11日まで。