サッカーJ2「ジェフユナイテッド市原・千葉（以下、ジェフ千葉）」は12月13 日、フクダ電子アリーナ（千葉市中央区川崎町1）で行われたJ1昇格プレーオフ決勝で徳島ヴォルティスを破り、J1昇格を果たした。

サポーターで埋まるスタンド

　J2リーグ戦は3位で自動昇格を逃したが、J1昇格をかけた3位～6位までの4チームで行うプレーオフトーナメントに進んだ。12月7日対大宮戦4-3の逆転勝利に続き、この日徳島を1-0で下し、17年ぶりのJ1リーグ昇格を決めた。

　試合は、互いに決定機を作るも得点に至らず0-0で前半を折り返し。69分に髙橋壱晟選手の上げた右からのクロスをカルリーニョス・ジュニオ選手がヘディングで合わせて先制点を奪い、リードを守り抜いた。

　アディショナルタイムの5分が近づくと、サポーターは総立ちに。試合終了を告げるホイッスルが鳴るとスタジアム全体が歓喜に包まれた。

　試合後サポータの前であいさつした米倉恒貴選手は千葉市出身。ジェフ千葉がJ1に在籍していた2009年のチームを知る最年長選手。「ありがとうございます。最高の『俺たちジェフ』をやります」と呼びかけた。米倉選手が「俺たち」と叫び、サポーターが「ジェフ」と応えたが、通常3回で終わるコールを6回繰り返すと、笑い声と歓声が重なった「ジェフ」になった。

　この日、フクダ電子アリーナ最寄り駅の蘇我駅には、「J1昇格おめでとうございます」のポスターと「ジェフ愛を語る社員からのメッセージ」が掲示された。構内のニューデイズでは割引販売、ペリエ千葉、検見川浜などではポイントアップのキャンペーンを実施する（15日まで）。そごう千葉店は15日から「おめでとうセール」を行う。