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千葉市美術館で「ブラチスラバ世界絵本原画展」 歴代受賞作の絵本展示も

受賞作「問いかけの本」展示の様子

受賞作「問いかけの本」展示の様子

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 千葉市美術館(千葉市中央区中央3)で現在、開館30周年記念展「ブラチスラバからやってきた! 世界の絵本パレード」が開催されている。

手に取れる形で展示される絵本

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 ブラチスラバ世界絵本原画展(以下、BIB)は、スロバキア共和国の首都ブラチスラバで2年に1回行われる絵本原画コンクール。同展では、2023年10月に開催された「BIB 2023(第29回展)」の出品作品を中心に展示する。

 国際審査を経て選ばれたグランプリ、金のりんご賞、金牌(きんぱい)の受賞作全てと日本代表として選出された10組の作家の作品と関連資料合わせて198点で構成。絵本は手に取れる形で展示し、読むこともできる。

 グランプリを受賞したチリの作家パロマ・バルディビアさん「問いかけの本」、金のりんご賞のマエヴァ・ルブリさん(スイス)「わたしの街、あなたの街」、同賞のダニ・トゥレンさん(スペイン)「一等車の旅」には個別に取材を行い、インタビュー内容をパネルや動画で紹介する。

 日本から出品された展示作品は、桃山鈴子さん「へんしん すがたをかえるイモムシ」、石川えりこさん「ほんやねこ」、きくちちきさん「ともだちのいろ」、ザ・キャビンカンパニー「がっこうにまにあわない」、齋藤槙さん「おしりじまん」など。

 同館学芸員の山下彩華さんは「作品ができる過程や普段の活動が分かる資料なども集めた。作家が何を考え絵本制作を行っているのかを見ていただけたら」と話す。

 関連企画として、開館30年を記念し、2005年からBIBの展示を続けてきた巡回展の20年の歩みをパネルにまとめ、歴代受賞作の絵本とともに紹介する特別展示も行う。

 開館時間は10時~18時(金曜・土曜は20時まで)。4月7日・14日・21日・28日、5月7日・12日は休館。観覧料は、一般=1,200円、大学生=700円(いずれも金曜・土曜の18時以降は半額)、高校生以下無料。5月18日まで。

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