「第23回ベンチャー・カップCHIBA」が11月26日、TKPガーデンシティ千葉(千葉市中央区問屋町1)で行われた。主催は千葉市産業振興財団(中央区中央2)。
千葉市発の新たなビジネス創出を目的に開催した同イベント。最終審査に進んだビジネスプラン部門6社と事前審査を行ったビジネスアイデア部門の入賞者が登壇した。
ビジネスプラン部門では、「世界最速最高感度レベルの診断技術を用いたアルツハイマー病(AD)のリスク検査サービス」を提案した「SEGNOS(セグノス)」がグランプリを受賞した。AI・IoT賞は「WellMent(ウェルメント)」の「ウェルビーイングを体現するアバタープラットフォームサービス」、SDGs賞は「Create Rita(クリエイトリタ)」の「お芝居でまちづくり・人づくり」、「まなびーいんぐ」の「教えない家庭教師 NexTeachers」が受賞した。奨励賞はハラスメント問題に取り組む「カムカム」と、たき火台を販売する「Les Echos(レゼコー)」が受賞した。
ビジネスアイデア部門グランプリは、千葉経済大学の学生による「事業承継を目的とした新しい就活マッチングサービス」が受賞した。奨励賞は、「LocaM(ローカム)」の「ご当地ボードゲームによる地域活性化」と鈴木賢三さんの「日本人自身の発案と制作によるフランスでのマンガの翻訳出版」が受賞した。
審査委員長を務めた千葉大学名誉教授の鷹野敏明さんは「アルツハイマー病の検査は、社会的な問題を解決する必要性の極めて高いサービス。千葉から世界に広まってくれたらうれしい。受賞をバネにビジネスをより進めていってほしい」と話す。