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千葉県立中央博物館で「石材展」 火山の歴史的変遷追うシンポジウムも

「房州石」を切り出した鋸山

「房州石」を切り出した鋸山

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 千葉県立中央博物館(千葉市中央区青葉町)で現在、企画展「石材が語る 火山がつくった日本列島」が開催されている。

塀や護岸工事などに使われる「房州石」

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 同展は、石材を題材にして、日本列島の大地を形作ってきた火山の歴史的変遷を見ながら、千葉県房総半島特産の「房州石」について紹介するもの。千葉県は「石なし県」とも呼ばれるが、建築・土木分野ではさまざまな石材が使われている事例を展示。房総半島鋸山石切り場についての紹介や近年の日本列島各地の火山活動や石材の材質から見た各時代の火山活動の特徴を解説するほか、房総半島には火山そのものはないものの、火山噴出物は多く存在することを紹介する。

 関連するイベントも開く。今月21日(10時~)には自然誌シンポジウム「火山と石材」、28日には「おもしろ火山実験」(10時~)体験イベント。6月5日までは関連トピック展示として「子供たちが調べた『房州石』」。富津市天神山小学校の子どもたちが、かつて地元で採掘されていた房州石(天神山石)について調べた結果を展示している。期間中の日曜(11時~、14時30分~)は、ミュージアム・トーク(展示解説)も行う。

 開館時間は9時~16時30分(最終入場は16時まで)。月曜休館。入場料は、一般=300円、大学高校生=150円、中学生以下無料。6月5日まで。

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