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千葉市民ギャラリーで「アートの冬」 写真・漆芸・油彩画、多彩な作品展を展開

藤澤保子さんの漆芸作品 黒檀・八角飾箱「揺るぎない間」

藤澤保子さんの漆芸作品 黒檀・八角飾箱「揺るぎない間」

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 千葉市民ギャラリー・いなげ(千葉市稲毛区稲毛)で12月から来年2月にかけて、「アートの冬」と題し4つの企画展を展開する。

牧田愛さんの作品「⍦」

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 12月20日から始まる千葉大学連携企画「アーティストと展示をつくる」は、写真家白井綾さんを講師に迎え、大学生と地域の受講生が共に作り上げる写真展。「人」をテーマにSNSの写真や観光写真とは違った、自分の表現としての写真づくりに挑戦し、講評を重ねた作品が並ぶという。

 1月4日からは、千葉在住の漆芸作家・藤澤保子さんの個展「漆芸の展開III」。通常木材加工から加飾まで分業される制作過程を、全て一人の手で行う藤澤さんの斬新な作品を展示する。関連企画として、千葉大学教育学部で美術教育に携わっている藤沢さんの夫、英昭さんによる「ちょっと面白い木工の刃物」展も。コレクション、リメーク、自作した木工道具を紹介する。

 1階では「ギャラリー・いなげ新春展ギャラリー」として、いなげゆかりの作家による小品展を展開。洋画、日本画、水墨画、水彩画、フラワーアレンジなど多彩なジャンルの作品を展示する。

 1月18日からは、千葉市芸術文化新人賞26年度奨励賞を受賞し、国内外で活躍する美術家牧田愛さんによる個展。金属などの無機物を通した世界を、独特の感性と卓越した油彩技術で表現する牧田さんの作品と、自然に囲まれた展示空間のコラボレーションが見どころという。

 開催時間は9時~17時15分。入場無料。月曜休館(祝日の場合は翌日)。年末年始は12月29日~1月3日休館。

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