千葉市立郷土博物館(千葉市中央区亥鼻1)で現在、千葉開府900年記念・令和8年度特別展「千葉氏リターンズ-千葉に集う一族の900年-」が開催されている。
千葉氏は、源頼朝を助けて鎌倉幕府の成立に貢献した千葉常胤以降、東北地方から九州地方にかけて所領を広げ、一族が全国に展開した。同展では、普段は公開されていないものを含む千葉氏関連資料が同館に集まるのが特徴。千葉一族の各地での活躍や、地域の発展に果たした役割、現在に伝わる文化や伝統を紹介する。
展示資料は約50点。宮城県涌谷町の「伊達家二十四将図」「亘理伊達氏系図」、岩手県一関市の「千葉家三代の肖像」、岐阜県郡上市の「東常縁和歌短冊」「古今伝授之巻」、佐賀県小城市の「千葉胤貞坐像」「妙見之宝剣」、福島県相馬市の「相馬藩歴代藩主肖像版画」「相馬野馬追指旗」、福島県南相馬市の「紙本着色相馬馬狩之図(写本)」などを展示する。
同館担当職員の錦織和彦さんは「千葉氏というと千葉市の歴史として語られることが多いが、その一族は全国各地に広がり、それぞれの地域で独自の歴史や文化を育んできた。各地から里帰りする資料を通じて、千葉氏の広がりと現在まで続くつながりを感じてほしい」と話す。
開館時間は9時~17時。月曜休館(祝日は開館)。観覧無料。9月6日まで。