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千葉花見川区畑町防災会でドローン飛行デモ 災害発生時の飛行協定締結

飛行デモの様子

飛行デモの様子

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 千葉市花見川区畑町地区で9月11日、「災害発生時ドローン活用可能性とデモ飛行」と題し、小型無人機(ドローン)によるデモ飛行が行われた。畑町防災会が、「災害発生時の無人航空機飛行協定」を地元で空撮業を営むダイヤサービスと締結したことで防災講習会の実施となった。

展示されたドローンを熱心に見入る参加者

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 畑町は1982(昭和57)年に自主防災組織が結成され、市や消防機関に届けられたが、その後活動が休止状態だったという。2011年に起きた東日本大震災を契機に町内に自主防災を組織し、お互いに助け合おうという声が高まり、以後防災訓練の実施や防災倉庫の設置、救急応急処置や消防訓練などに力を入れている。

 協定を結んだダイヤサービス社長の戸出智祐さんは「災害状況の初期の把握や二次災害防止のための情報収集、救急キットや薬、AEDの搬送など、ドローンの活用の可能性を地域の皆さんと共に考えていきたい」と話す。

 畑町小学校の校庭から飛ばす予定だったが、雨のため体育館で行われた。10分間飛行し、高さは4.5メートルほどだったが、参加者からは近くで見ることができて臨場感があるという声が上がった。ドローンの映像をリアルタイムで上映。会場には多くの住民や関係者が集まった。

 防災会役員も務める戸出さんは「定期的な飛行訓練の実施や飛行パイロットの養成もしていきたい。今日は子どもたちも集まった。空撮を実際に見て、いろいろな発想を持って、クリエーティブな仕事も選択肢の一つとしてもらえるきっかけになれば」と期待を込める。

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