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千葉県文書館で「房総へやってきた武士たち」 江戸時代の海防に関する文書を紹介

解説とともに並ぶ資料

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 企画展「房総へやってきた武士たち-鳥飼家文書にみる海防と奈良輪村-」が現在、千葉県文書館(千葉市中央区中央)1階展示室で開催されている。

「瓦版」鎖国下、海防を担った諸大名の配置状況を図示。

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 「海防」とは、江戸時代に異国船への対策として江戸湾の海岸沿いに台場を設置し、各台場の担当を大名に担当させた政策。上総国望陀(もうだ)郡奈良輪村(現袖ヶ浦市)の名主を務めた鳥飼家の文書と共に、海防に向かう大名が通った船橋から館山を結ぶ街道や、その周囲の村々の助け合いなどを紹介する。

 同展では、幕末の異国船の出没に対する海防と村との関わりについて、武士側と村側の双方の視点から見ることができる。常設展「史料から見るふるさと房総の歴史と文化」も開催している。

 開館時間は9時~17時。日曜・祝日と5月31日は休館。入館無料。6月29日まで。

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