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稲毛・せんげん通りのあかり祭「夜灯」  灯籠が街と人を照らす

公園を灯る手作り灯籠

公園を灯る手作り灯籠

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 京成稲毛駅前のせんげん通り(千葉市稲毛区稲毛東)周辺で、11月25日・26日に「第12回稲毛あかり祭夜灯(よとぼし)」が開催される。

文字が刻まれた灯籠

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 11月25日18時30分から前夜祭が始まり9千個の灯篭(とうろう)が稲毛の街に点灯される。ろうそくで灯された灯篭には、地元の子どもたちや老人会の協力で作られた手描きの絵をはじめ、稲毛出身の俳人平山独木(ひらやまどくぼく)の俳句が書かれた「文字灯篭」、有名人の手形が印刷された「手形灯篭」などが並ぶ。LEDライトを使った灯篭も登場して、さまざまなあかりを楽しめるという。

 昭和30年代半ばまでは「海の街」としてにぎわっていたという稲毛は当時、カンテラの灯りで潮だまりの魚を捕る「夜とぼし漁」が行われていた。カンテラのあかりを子どもたちに伝え、人や街に「あかり」で照らそうとしたのが「あかり祭」の始まり。

 会場は、稲毛公園、稲毛浅間神社、稲毛公民館、千葉市民ギャラリー・いなげ、千葉市ゆかりの家・いなげほか。京成稲毛駅前の「あかり広場」のステージでは、地元の学生、大人たちのコーラス、バンド、ダンスなどのパフォーマンスが繰り広げられ、マスコットキャラクターの「夜灯マン&夜灯姉さん」も登場しイベントを盛り上げる。地元商店街による屋台も多数出店され、飲食や買い物も楽しめる。

 実行委員長の遠藤哲夫さんは「第1回で灯篭の絵を描いてくれた小学生が、今年はボランティアとして参加してくれて本当にうれしい。苦労もあるけれど、若い力と協力しながら、稲毛の街の活性化につなげ、家族で楽しめる祭りにしたい」と笑顔を見せる。

 開催時間は、前夜祭25日= 16時30分~20時、本祭26日=12時30分~20時。

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